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インタビュー兵庫県の井戸敏三 知事(第2回)

<食品の認証制度について>

司会;話は変わりますが、ある主婦からの質問を代わりにさせて頂きたいと思います。兵庫県では、無農薬野菜等、食物についての安全を認証する制度があると聞いていますが、どこに行ったら手軽にそういう食べ物を手に入れられるんですか?という質問です。

兵庫県認証食品マーク認証マーク(愛称;ほっとちゃん)

知事;買おうとしたらどこで買えるの?ということですよね。これが一番問題点なんです。安全性等の基準を作って、その基準をクリアしたものを兵庫県認証食品として認定しているんですが、結構量が少ないんです。まだ1割にもいっていないと思います。常時置いているところも少ない。ですからなかなか目にふれる機会が少なく馴染んでもらえない。例えばコープ神戸のフードプランというのもあります。ここはコープさんが生産から販売まで一貫してやられているから常時あります。
もうひとつは、(産地)直売所で買うのも1つだと思います。ある人は、消費者側から見てそれを“直買(ちょくがい)所”と言う人がいますが、これは認証食品かどうかということと関係なく“生産者の顔が見える”ということで、安心につながりますよね。

司会;我々も無農薬のものや自然に育ったものを食べることで、出来るだけ健康で長く生きられるようになれば、医療費も減るということにつながれば良いなぁと思います。

井戸知事

知事;都市と農村の交流を兼ねて、生産者グループと消費者グループがタイアップすることも大事と考えています。例えば六甲アイランドの消費者グループと南光町の生産者グループが月1回交流したりしています。
たつのの場合、紫黒米がありますよね。つまり古代米を活用した食品を作っている人たちと消費者の皆さんと交流するとかしたら良いのではないですか。

司会;揖保川町でしたらトマトとかがありますね。

知事;ここは素晴らしいトマトを栽培されている農家がかなりいらっしゃいますね。

司会;直売所も出来ていて、やはり作った人の顔が見えるというのは安心出来ますよね。

知事;食品供給で一番安心出来るのは、おっしゃっているように“顔が見える”という関係の中で入手出来ることが大事だと思います。

道の駅道の駅

司会;そういう直売所を増やすことについては如何ですか?

知事;県も後押しする仕掛けは作っています。直売所の設置助成制度です。

司会;それは良いですね。

知事;改良普及センターや県民局に行ってもらったら相談出来ます。

司会;道の駅とかスーパーに兵庫県産のコーナーというのが別にあるのですが、それは有機栽培とは違うものですか?

知事;それは兵庫県認証食品が多いと思いますよ。また有機も多いでしょう。

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