たつのの有名人&達人

インタビュー丸山和也弁護士(第1回)

今回は、たつの出身の有名人として、“現在最も有名な方”= 国際弁護士の丸山和也氏にご登場頂くことが出来ました。テレビ番組“行列のできる法律相談所”のレギュラー出演や“24時間テレビ”のチャリティマラソンランナーとして100kmを見事完走されるなど、大変活躍されています。また、東京都知事選や今夏の参議院選挙で話題になっていますが、ご多忙な中、我々のインタビューに快く応じて頂きました。テレビでもざっくばらんな感じですが、お会いしても気さくで我々の質問に気軽にお答え頂き、直ぐにお互いにうちとけて楽しいお話をお伺いすることが出来ました。(今回は、TCCの冨永久江さん、前田須美子さん、前田清悟と、丸山さんと同級生の金治愼一さんが飛び入りで加わられ、にぎやかに座談会的に行うことが出来ました。)
なお、取材は参院選前の7月1日に行いましたが、選挙前にこのような記事をホームページに公開すると誤解を招く恐れがあるため、投票日以降にアップさせて頂くことにしました。−この度の参議院選、ご当選おめでとうございます!−(取材場所;国民宿舎・赤とんぼ荘) <以下敬称略>

<小さい頃の思い出>

丸山弁護士写真

A ;まず、「たつの」の新宮で暮らされた小中学校の頃の遊びはどうでしたか?

丸山;やはり“自然と共に遊ぶ”という感じが殆どした。学校から帰ってから外でカン蹴りをしたり河原に行ったり、何人かで集まって遊んでいました。

A ;今の時代とはかなり違いますね。今の子ども達は、ゲームやテレビで家の中にこもっている子が多いですからね。

丸山;夏休みなんかは、よく魚捕りに行きました。揖保川の支流で、溝みたいな小さな川でした。浅い草むらの中にいるやつを素手で捕っていました。

A ;私も地元の小さな川へ行って夏にはよく魚捕りに行きました。片手に網を持ってもう一つの手で追い込んだらすっと入ってしまいます。

丸山;そうそう。すぐ捕まえられましたね。また、ハイジャコというのを捕ってよく食べました。

A ;ナマズは如何でしたか?

丸山;ナマズはドンコと言ってよく食べましたね。また、ギンコと言っていたのもよく食べました。

A ;我々のところではギンチャと言っていました。ナマズに似たちょっと草色の魚でした。

A ;ナマズはどうやって食べるんですか?

丸山;焼いて食べます。捕まえる時に刺されるんだよね。

A ;あれはキツイですね。キズが後で腫れたりしました。

丸山;家の前のたんぼの溝でもナマズやウナギが自然に泳いでいましたよ。アユもいましたよ。揖保川で泳いでいると身体に当たりそうなぐらいいましたが、なかなか捕まえられないですね。でも、葉っぱで(水面を)叩くと、アユがビックリして逃げるので、それで追い込むんです。いわゆる漁ですよ。

A ;我々はヤス(モリ)を使っていました。大きなイザ(ウグイ)の群れが遡上していく時に、群れに向かって打ち込んだらマグレでアユが捕れました。(笑)

丸山;アユは一番良い魚ですが、なかなか捕まえられない。だから大人の世界の魚でした。

A ;水門の水が落ちるところでぴょんぴょん魚が跳ねて遡っていくところを、網を持って待ち構えていると網に良く入ってきました。

丸山弁護士写真

丸山;ちょっと気の長い話やけどね。(笑)
何せ魚の量が圧倒的に多かったですね。草木、魚、小動物、本当に“自然は生きている”ということを子どもの頃からよく思いました。自然の中で幼少期を過ごすと感性が豊かになりますね。草木だって成長があって枯れる、生きると死ぬというのが割に自然の中に沢山ありますよね。自然にいろいろ接して自然の摂理とか、良い意味での宗教観が身につきやすいと思います。

A ;そうですね。可愛がっていた小動物が死んだら、大人に言われなくても何かしないといけないと思い、お墓を作ったりしましたね。

丸山;活発さとともに優しさを育んだような気がします。

A ;今のたつのも自然が割と多いと思いますが、特に私のところは鹿やタヌキが住んでいます。鹿は、四季折々、色が変化すると共にスタイルが大変美しいです。春に見られるバンビなんかは、後光がさすような美しさがありますよね。彼等は何百年も前から生息し、言わば先住民ですね。何とか共生出来ないかと思っています。しかし、最近はエサがないのか、里に下りてきています。農作物を荒らしたり花壇の花を食い散らかしたりしています。しかし、彼等が悪い訳ではありません。例えば、山中に柴栗を植林し、里に下りてこなくても生活出来るようにしてやれればと思います。

丸山;本来、里山は雑多な植物が生えていて、動物の食糧になっていた訳ですからね。それらの木々が台風で倒れたら食べるものが少なくなって里に下りてくるということですね。

B ;我々の実感として、テクノ(播磨科学公園都市)の開発が行なわれ、あの辺から生態系がかなり変わったような気がします。あの頃から町の中を鹿が闊歩するような姿を見るようになったと思います。

丸山和也弁護士 |
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